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センスネーゼの王。イケてなくても生きていく!


by torizoh

恐るべし 父と私と「終活」その後2

この9月は雨降りが多くじめじめして、今朝見たらパンにカビが生えていました。約1か月の間で、これで3回目でした。
いくら保存料なしのパン屋さんのパンだといっても、多いような気がするのですが。大丈夫かしら?
とにかく秋らしいカラッとした天気が恋しい今日この頃です。


さて。父との終活についての続きです。
電話では、私の「書いといて」と頼んだ紙をなくしただの「知らん」だの、取り合ってくれそうな感じはなったのですが、いざ話し合いになったら、きちんと書いていてくれました。

*まず財産。財産なのか?というほどの物ですが、田舎なので土地と古い家があります。その権利書がどこにあるか知らないといろいろ困るので、確認は必要です。
あと銀行の口座とパスワード。口座もいくつもあると困るし、定期貯金の場合万が一の時は厄介になります。通帳と印鑑、実印も確認しました。ただし、印鑑はどれがどれかわからないというので(笑)、多分この中のどれかというアバウトさでした(笑)。
それから保険。生命保険や医療保険に入ってるかどうか。入院時に請求できるかどうか知っておくと違いますよね。うちは二人ともありませんでした。同時に保険証や年金手帳の保管場所も聞いておくといいと思いました。
他には父名義の物。実家では車ですね。
この辺りは相続した時の税金や、書類の提出などに必要なので、「事務的に確認」の姿勢で比較的てきぱきと進められました。

*そして入院した時、もう治らないとなったらどうするか。延命治療を望むか、否か。
またお見舞いに来てほしい人がいるか、お葬式に呼びたい人などの確認。このあたりの話は少し重くなりますね。そしてお墓について。これはお墓の管理も知ることができてよかったです。

*遺産相続について。先ほど書いたようにたいして財産はありませんが、父は母に全部譲りたいから私たち姉弟に放棄するようにとのこと(笑)そう思って何年か前に遺言状を書いたと言われました。そして、趣味の庭中埋め尽くす植物は私たち姉弟は世話もできないので、全部枯らしてもかまわないとのこと。少し安心しました。ただ、そうなる前に趣味のお友達が欲しいといったら渡してくれたらいいともいわれました。

あとは今時のネットについての確認ですね。
父は倒れた後病室で「実はオークションが…」といって私と弟を凍らせ、その場をドン引きにした実績があります(笑)。
ですので、ネットのアドレス、パスワードにネットでの支払いについても確認しました。これも事務的に聞けました。

*そしてしておきたいことなど、希望などの話
これははっきり言って胸が一番痛かったです。
私は例えば体が動くうちに旅行に行きたいとかそういうことを言うかと思っていたのですが、全く違いました。
特に言い残すことはないが、みんなが仲良くできない事は親として辛い。面倒みたくないならさっさとそういう施設に入れてくれたらいい、年取って汚く惨めな思いだけはしたくない(それまで自分たちは祖父母たちにはちゃんとしてきたが、そんなことを子供世代に求めるのはダメなんだろう。そんな何とも言えない気持ちがにじみ出ていました)と、話す方も聞いてる方も胸がえぐられるような思いでした。実際仲が悪いわけではありませんが、年を取って粗末に扱われるのは嫌だということだと思います。
多くは語りませんでしたが、特に母の気持ちが痛いほど伝わって、こんな話し合いは二度としたくないと思いました。

親と財産や老後や死後の話は、はっきり言ってやりたくありません。
気分的にすすまないし、親の死を待っていたり財産を狙っているように思われるのも嫌だし、またそういう話は死んだ時を想定してしまい、お互い話しにくいですよね。
ですが、いくつかは事務的に進めることができてよかったし(万が一の時の確認という感じで)、私たちが知らなかったことがわかってよかったこともあります。

そして重い話でしたが、親の気持ちや、お葬式についての考えや呼びたい人の連絡先などを確認できたことはよかったと思いました。
弟も私も、こんなことは何度もしたくないから、今、知っておくことは教えてほしいという姿勢で話しをしました。何度もしたくないという気持ちが全員にあったので、全部ききにくいことも(例えばパスワードとか)突っ込んだ話も確認できたのだと思います。
もちろん、何をどれだけの情報を共有すべきで、何を確認すべきかを全部わかっているわけではないので、ききそびれたことがあると思います。緊張していたので、確認したけど頭からすでに抜けてしまったこともあるかもしれません。ですがそういう一部分だけなら、また聞けそうな感じが今回の話し合いをしたことにより、できそうな気もしました。

あと親に対しての気持ち、特に母に対しては、もっと大事にしてあげたいと思いました。
あ、父にもですけど…(爆)
ちょっと精神的にはきついこともありましたが、一度確認をすることはいいと思います。

だけど。
一応最後に、家の整理について確認したら、父は「全部いるものだけ残したから。もうちゃんとしてある」と言いいました。その前の問いが「しておきたいこと・いっておきたいこと」を聞いてしまったために、このことについては深く追及できませんでした。
ほら、家族みんな心がジーンとしている時でしたので。
直前の母のセリフは胸をぎゅっと締め付け、親を大事にしなきゃと思ったのですが…。
次の最後の問に対しての父のセリフは「ほんまか!?いらんものたくさんあるじゃないか!あれもこれも捨てたいのだけど!ガラクタもまだ残ってますけど!!」という私の言葉をぐっと飲みこませてしまいました。
質問の順序間違えたかも…。

終活の話は一度持った方がいいです。
事務的に確認できることだけでもやった方がいいです。
でも決して、決して「汚屋敷」に関しての質問は、感情が乱れてしまった後にしてはいけません。
突っ込みたくても突っ込めず、片付かないかもしれないから…。
うーん。



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by torizoh | 2016-09-28 00:18